表粋会活動 平成24年 4月8日 [活動報告]
4月8日(日曜日)
於・東京都職業訓練校(浮間舟渡)
参加・稲崎、高橋、平井、金子、春原、勝村、伊東、神山(晴)、日野、野口(麻)、関口、阿部、阿部(崇)、石塚(敬称略)
本日屏風の作業、上張りの続きとなっております。
その前に春原さんの屏風を見させて頂きました。ボロボロだった屏風が見事、復元されました。後日テレビで放送があるようです。
上張り表、本金の砂子に糊をつけます。
左が中糊、右が廻り糊です。
糊をつけてすぐの状態、砂子にはドーサが表面についているため、糊をつけて充分に伸ばしてやってください。乾きそうになったらもう一度、張る前にもう一度撫でるようにと、糊をつけました。
大分やわらかく平らに伸びてきました。ドーサでお板についてしまうことがあるので、ふわっと空気を入れてあげてください。
最後にもう一度むらのないように糊をつけて、
張りこみます。
本鳥の子紙はあて紙をして撫でてください、指で直に擦ると表面が毛羽立ってしまいます。そうなると直りません。
片面張りあがりました。
羽根の部分はよく撫でてください。羽根の切れ目もよくヘラで押さえるようにしてください。
両面張りあがり、広げて乾かす前に丁番の内側に出た部分を、ヘラで丁寧につぶしているところ。ヘラの先端の角度を上手く使用して、見付側の皺を見込み側に押し込んでください。
煤引きの方の裏、芭蕉布も張ります。
横糸が強く、縦方向に折れにくいので、裏から先を丸めた星突きであとをつけ、さらにアイロンを使用しました。オゼを張るのは更に大変だったようです。
本日、隣の浮間公園が絶好の花見日和だったため、昼食は皆でお弁当を持って花見となりました。春原さんノンアルコールビールで酔っていましたよ。
砂子の方の裏、京唐紙です。紙は鳥の子なので同じように伸ばしてください。
オゼで柄が合うように、印をあわせて張ります。
このブログの編集をやらせてもらっている石塚も張ります。稲崎さんが不安そうに見ております。
オゼも張ります。縁を打ってから張る方法もありますが、今回は先に張りました。
オゼを張る前に、羽根の真ん中に少し湿りを入れて、アイサを挟み込み、ミニ鎹(かすがい)実はコードを留めるステープルで固定します。
両面使いの屏風でなければ、オゼの上端と下端は巻き込んで良いのだと教えていただきました。縁を打つ前にオゼを張るというのは、そういう意味もあったんですね。
無事に二組とも両面張り終わりました。煤引きは阿部さんが持ち帰り絵付をしてもらう予定です。
次回打つ予定の縁です。杉の生地と蝋色の縁です。とても良い縁です。蝋色の漆に向こう側に立っている人の顔が映りこんでいるのが見えます。心霊写真じゃありません。
春原さん網代を編んでいます。根気の要る作業です。
第四回 表装展のDM出来上がりました。5月8日から13日までとなっております。
次回縁打ちで完成の予定となっております。
於・東京都職業訓練校(浮間舟渡)
参加・稲崎、高橋、平井、金子、春原、勝村、伊東、神山(晴)、日野、野口(麻)、関口、阿部、阿部(崇)、石塚(敬称略)
本日屏風の作業、上張りの続きとなっております。
その前に春原さんの屏風を見させて頂きました。ボロボロだった屏風が見事、復元されました。後日テレビで放送があるようです。
上張り表、本金の砂子に糊をつけます。
左が中糊、右が廻り糊です。
糊をつけてすぐの状態、砂子にはドーサが表面についているため、糊をつけて充分に伸ばしてやってください。乾きそうになったらもう一度、張る前にもう一度撫でるようにと、糊をつけました。
大分やわらかく平らに伸びてきました。ドーサでお板についてしまうことがあるので、ふわっと空気を入れてあげてください。
最後にもう一度むらのないように糊をつけて、
張りこみます。
本鳥の子紙はあて紙をして撫でてください、指で直に擦ると表面が毛羽立ってしまいます。そうなると直りません。
片面張りあがりました。
羽根の部分はよく撫でてください。羽根の切れ目もよくヘラで押さえるようにしてください。
両面張りあがり、広げて乾かす前に丁番の内側に出た部分を、ヘラで丁寧につぶしているところ。ヘラの先端の角度を上手く使用して、見付側の皺を見込み側に押し込んでください。
煤引きの方の裏、芭蕉布も張ります。
横糸が強く、縦方向に折れにくいので、裏から先を丸めた星突きであとをつけ、さらにアイロンを使用しました。オゼを張るのは更に大変だったようです。
本日、隣の浮間公園が絶好の花見日和だったため、昼食は皆でお弁当を持って花見となりました。春原さんノンアルコールビールで酔っていましたよ。
砂子の方の裏、京唐紙です。紙は鳥の子なので同じように伸ばしてください。
オゼで柄が合うように、印をあわせて張ります。
このブログの編集をやらせてもらっている石塚も張ります。稲崎さんが不安そうに見ております。
オゼも張ります。縁を打ってから張る方法もありますが、今回は先に張りました。
オゼを張る前に、羽根の真ん中に少し湿りを入れて、アイサを挟み込み、ミニ鎹(かすがい)実はコードを留めるステープルで固定します。
両面使いの屏風でなければ、オゼの上端と下端は巻き込んで良いのだと教えていただきました。縁を打つ前にオゼを張るというのは、そういう意味もあったんですね。
無事に二組とも両面張り終わりました。煤引きは阿部さんが持ち帰り絵付をしてもらう予定です。
次回打つ予定の縁です。杉の生地と蝋色の縁です。とても良い縁です。蝋色の漆に向こう側に立っている人の顔が映りこんでいるのが見えます。心霊写真じゃありません。
春原さん網代を編んでいます。根気の要る作業です。
第四回 表装展のDM出来上がりました。5月8日から13日までとなっております。
次回縁打ちで完成の予定となっております。
2012-04-08 23:20
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by 管理者 (2012-04-08 23:33)