表粋会活動 平成24年 4月22日 [活動報告]
4月22日(日曜日)
於・東京都職業訓練校(浮間舟渡)
参加・稲崎、高橋、平井、金子、春原、勝村、伊東、関根、日野、野口、野口(麻)、関口、加藤、坂本、阿部、阿部(崇)、石塚 入会志望見学者・内田、久保田、折本、金子、若井(敬称略)
本日は椽打ちとなっております。見学者が多く大変活気がある会となりました。
屏風の横椽の断面です。屏風の蝶番側、ケツになる方(左)わずかに手先側より細く削ってあるとのこと、蝶番側でせって擦らないようにそうなっております。
阿部画伯による蝶です。今にも飛び出してきそうです。
杉の木地椽。まずは椽のチェック、色味と反りを見てどこに使うかを決めて見込みの内側に印をつけます。
折り合いを打つ位置を決めます。左に置いてある毛引きで框の見込みの中心を出して下さい。錐で斜めに下穴を開けておいてください、
ヴィンテージ物の折り合い釘、手打ちの折り合いはもう手に入らないため、ばらした古い襖などから、採取しておくと。そういったことも実は表具師の重要な仕事の一つである。
まずは縦椽を仮打ちします。後で打ちやすくなることとあらかじめチリを見ておくことができるということです。
また外して、留め台を使って留を切り、鉋で合わせます。
縦椽を打ちます。もちろんチリを合わせ転びのないようにします。これに上下を合わせることになりますので、重要な仕事です。
本漆蝋色磨き、塗の方も反りや塗の状態を見てどこに使用するかを決めます。
留め形定規を使って鋸で切ります、そして留め切り包丁で落としていきます。この時、鋸も包丁も下まで行かずに、椽の真ん中くらいで止めて、両側から切ってください。片側からだと、塗りが剥がれてしまいます。
塗椽の方は逆目釘でとめます。下穴を開けておいて下さい。
縦椽を打ちます。手で隠れてわかりにくいですが、留め打ち道具の形状は違っています。
留め切り包丁の使い方。留め形定規に刃の裏が密着するように表から人差し指を添えています。
留め切り包丁で切ったとは思えない切り口、光の加減で白っぽく見えている部分がありますが、手で触れてみるとまったく平らになっています。接写で撮るとタイレル社のビルのようにも見えます。また、わかりにくい例え。
杉の下椽も打ちます。留めの隙を打ちながら監視してください。
塗の方も下椽を打ちます。ケツから打つ道具もそれぞれの手製です。
隣の塗に傷がつかないように薄く柔らかい紙でガードしてあげて下さい。塗には最新の注意で。
杉の木地の方、打ち終わりました。留めびったりです。椽がつくと一段といいです。
塗の上も順に打ちます。打ちながら留め側を手で押さえてチリを合わせてやって下さい。椽を誘導するような感じです。
塗の椽を打ち終わり。本日最高の笑みを見せる稲崎さん。関口君の口撃にも負けずに仕上げました。多謝。
屏風ついに仕上がりました。長い間皆さん、お疲れ様でした。講習部屏風技法研究会にもう一度大きな拍手を。
その後、表装展に関する話し合いが行われました。いよいよ、表装展、5月8日からです。搬入は5月7日13時よりとなっております。どうぞ皆さんよろしくお願いいたします。
於・東京都職業訓練校(浮間舟渡)
参加・稲崎、高橋、平井、金子、春原、勝村、伊東、関根、日野、野口、野口(麻)、関口、加藤、坂本、阿部、阿部(崇)、石塚 入会志望見学者・内田、久保田、折本、金子、若井(敬称略)
本日は椽打ちとなっております。見学者が多く大変活気がある会となりました。
屏風の横椽の断面です。屏風の蝶番側、ケツになる方(左)わずかに手先側より細く削ってあるとのこと、蝶番側でせって擦らないようにそうなっております。
阿部画伯による蝶です。今にも飛び出してきそうです。
杉の木地椽。まずは椽のチェック、色味と反りを見てどこに使うかを決めて見込みの内側に印をつけます。
折り合いを打つ位置を決めます。左に置いてある毛引きで框の見込みの中心を出して下さい。錐で斜めに下穴を開けておいてください、
ヴィンテージ物の折り合い釘、手打ちの折り合いはもう手に入らないため、ばらした古い襖などから、採取しておくと。そういったことも実は表具師の重要な仕事の一つである。
まずは縦椽を仮打ちします。後で打ちやすくなることとあらかじめチリを見ておくことができるということです。
また外して、留め台を使って留を切り、鉋で合わせます。
縦椽を打ちます。もちろんチリを合わせ転びのないようにします。これに上下を合わせることになりますので、重要な仕事です。
本漆蝋色磨き、塗の方も反りや塗の状態を見てどこに使用するかを決めます。
留め形定規を使って鋸で切ります、そして留め切り包丁で落としていきます。この時、鋸も包丁も下まで行かずに、椽の真ん中くらいで止めて、両側から切ってください。片側からだと、塗りが剥がれてしまいます。
塗椽の方は逆目釘でとめます。下穴を開けておいて下さい。
縦椽を打ちます。手で隠れてわかりにくいですが、留め打ち道具の形状は違っています。
留め切り包丁の使い方。留め形定規に刃の裏が密着するように表から人差し指を添えています。
留め切り包丁で切ったとは思えない切り口、光の加減で白っぽく見えている部分がありますが、手で触れてみるとまったく平らになっています。接写で撮るとタイレル社のビルのようにも見えます。また、わかりにくい例え。
杉の下椽も打ちます。留めの隙を打ちながら監視してください。
塗の方も下椽を打ちます。ケツから打つ道具もそれぞれの手製です。
隣の塗に傷がつかないように薄く柔らかい紙でガードしてあげて下さい。塗には最新の注意で。
杉の木地の方、打ち終わりました。留めびったりです。椽がつくと一段といいです。
塗の上も順に打ちます。打ちながら留め側を手で押さえてチリを合わせてやって下さい。椽を誘導するような感じです。
塗の椽を打ち終わり。本日最高の笑みを見せる稲崎さん。関口君の口撃にも負けずに仕上げました。多謝。
屏風ついに仕上がりました。長い間皆さん、お疲れ様でした。講習部屏風技法研究会にもう一度大きな拍手を。
その後、表装展に関する話し合いが行われました。いよいよ、表装展、5月8日からです。搬入は5月7日13時よりとなっております。どうぞ皆さんよろしくお願いいたします。
2012-04-22 23:12
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