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表粋会活動 平成26年 1月19日 [活動報告]

1月19日(日曜日)
於・平井邸(滑川町)
今年も平井邸の庭先をお借りしまして大寒糊炊き会を行いました。場所をご提供いただくだけではなく、糊を炊くまでの下準備もやっていただきまして誠にありがとうございます。

古糊をつくるため大寒の頃、糊を炊くのが伝統的な表具師の仕事。

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本日も晴天に恵まれまして、、、風が冷たい!寒い中、糊炊き会始まりました。


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ガスコンロの上に竈、脚立をセッテイング。まだ朝の光の中頑張ります。


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お湯沸かし用の炭を熾します。



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生正麩を水に溶き、攪拌、沈殿、水換え、攪拌、沈殿、、、と五回以上やって塩を抜いたもの。これを煮て糊を作っていきます。



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使用する前には、良く攪拌しないとすぐに沈殿が始まります。コマセを作っている漁師のように見えますが、関根さんです。



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お釜に焦げ付かないように、棒でかき混ぜます。糊っぽくなってから約20分です。



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野口さんの古糊。水を張らないという方法も教えて頂きました。表面のカビの層が蓋のような役目をしているのだそうです。



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4人がかりで、混ぜます。最初は軽いのに糊になってくると、重い。一人じゃ大変です。



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こちらも混ぜますどんどん混ぜますよ。



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大分良い感じで糊になってきました。もう少しです。出来たら甕に移して、冷暗所に保存いたします。


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後片付け、釜をきれいに洗うのも重要なおしごとです。



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ランチは平井さん特製パスタとバゲット。バゲットにトマトソースをつけて食べるとパンコントマテみたいでうまい。



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昼食後、後片付け。



平井さん古糊コレクション。


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一番古いもの、平成8年。もうカビは生えません。きれいなものです。



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糊の甕の中の状態は様々です。水を捨てて新しい水に入れ替えて、
また来年。



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糊炊き会もお開きの時間。

今回も大変お世話になりました、平井さんにはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。




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