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地付(じつき)講習会 [会員の活動]

10月5日(日) 
春原表具店(大田区)

春原さんが仕事場の地付を改修するということで見学させていただきました。


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下地は今回新規の石膏ボードを張られていました。骨に下張りというやりかたもあります。袋と袋の間を二寸くらい逃げています。ここは焦げつき(下地に直接上張りが付く)ではなく、この逃げの部分も後で袋をかけます。二遍目の袋は外側ではなく内側に四分くらい逃げて張っています。上張りをしたときの紙の引っ張りの力を少しでも分散させるためです。石州のようなよい紙を使っています。袋は太目の棒継ぎの方が良いでしょう。前述のように力が加わっても丈夫なようにしっかり下地につけることが大事です。


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みんなで協力して張っていきます。


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逃げの部分には細いものをやはり二遍かけます。


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縦一遍かかってます。


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縦横二遍袋かかりました。下張りは完成です。


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上張りベタは、細川の6匁くらいの丈夫な紙が良いでしょう。四方を喰い裂きにして湿りを入れておきます。


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糊は一色糊を用意します。


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下地に直接接着するところは、シーラーと接着力強化のためにボンドを捨て糊しています。


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最初のベタは右上から順番に、次は左下から上へ向かって仕上がりが右上前になるように張ってください。レーザーレベルがあるととても便利です。


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重ねた状態でどんどん糊をつけていきます。


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もう少しで張りあがりです。


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ベタの一回目が張り終わりました。乾燥後もう一度ベタを左下から上へ向かってかけて、また乾燥後に刷毛で柿渋を三回くらい塗り重ねると出来上がりとなります。


春原先生の御指導に感謝いたします。


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