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表粋会活動 平成25年7月28日 [活動報告]

7月28日(日曜日)
於・東京都職業訓練校(浮間舟渡)


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表粋会の始まりです。ここは冷房の利きがよく寒いです。


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まずは先日の表装作品展の出品作の講評会です。



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石井さんの作品の裂、何の柄なんでしょうか?



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左側の作品、阿部崇さんの作品です。自身の筆による作品。揉み紙で裏打ちをして地紋を出しているとの説明がなされました。




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金子さんの扇面。台紙が雁皮紙で非常に扱いが難しいかったとのことです。



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石井さんの作品。刳り抜きは片方ずつ順番にやったとのこと、先に両方切ってしまっては真ん中の細い柱がグニャグニャになってしまうとのことでした。




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稲崎さんの作品。本紙にひどい染みがあったのを、限界まで抜いたとのことです。



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高橋さんの作品。おめでたいはずなのにかわいそうな顔をした寿老人といってました。




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入れ替えです。



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関口さんの屏風。自身で絵付けをされたそうです。既成でそういう唐紙があるのかと思っていました。そのくらい上手いです。




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広川さんの作品。周りは落水紙に特殊な水彩で色をつけたとのこと。グラデーションが効果的です。



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平井さんの作品。本紙も自身で撮影されたものをプリンター用の和紙に印刷して、それを表装しているとのこと。



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伊東さんの作品。猫か犬かといった疑問には答えは出ずじまいでした。




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柴田さんの作品。円窓の刳り抜き方に関しての質問が多かったです。本紙を上にするか下にするか、色々な意見があるようです。変な写真しかなくてすいません。



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表粋会のゆるキャラ、吉野さんの作品。非常にすっきりしてよいです。ただ下に皺がよってしまったのが、残念でした。



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阿部さんのデジャヴ感、満載の作品。でも、良いものは何度見てもよいものです。鎹を入れずに裂を突きつけにしている技術。折れも空きもまったくないです。すごい。



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関根さんの作品。切り継ぎの重ね代を極限まで細く仕上げているとのこと。すごいです。輪補の柱は前か後ろかで様々な意見が出ました。




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吉野さんの作品の浮きを直すつもりが。


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どんどん剥がして。



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結局バラして増し裏から打ち直すことになりました。


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打って。


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叩いて。



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毛羽を伏せて。



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打ち直し。完了。



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張り込んだら、作業終了です。



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次回は仮張りの製作を予定しております。



表装作品展の搬入  平成25年 6月20日 [表装展]

表装作品展 
6月21日(金)~26日(水)
於:上野都美術館


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搬入の様子です。




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表粋会ではありませんが、大きな作品も出品されています。



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屏風や襖等も出されています。



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作品を見る目は真剣な阿部さん。



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作品にはお手を触れないように御願いいたします。



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春原さんと阿部さんの作品。




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石井さんの作品。受賞作品です。



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関口さんの屏風です。



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作品にはお手を触れないように御願いいたします。



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無事に作品を展示し終わったので、反省会をかねて打ち上げです。


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春原さんも後から駆けつけてくださいました。




表粋会活動 平成25年 6月2日 [活動報告]

6月2日(日曜日)
於・東京都城東職業能力開発センター江戸川校実習室(江戸川)


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江戸川での表粋会も大分慣れてきました。



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阿部さんの作品を皆で鑑賞いたしました。



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いい笑顔です。




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吉野さんの作品、上げ裏中です。


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阿部さん紙の中の細かい塵が気になるタイプです。


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勝村さん喰い裂きの重ねの毛羽立ちが気になります。一生懸命に直してくれようと努力しています。しかし、この後乾いてから、結構離れていたためにどちらからでも毛羽が起きてしまいことが判明しました。



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柴田さん八双と軸付けです。



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勝村さんが持ってきて見せて下さった、本美栖です。



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厚みで選り分けているだけで、こんなに胡粉が出てきました。本物は違いますね。



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逆さはりつけで乾かします。



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乾いたら軽く湿りを入れて張り込みます。



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通りをみてください。



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男子校のような風景。



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帰り支度です。



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自転車で表粋会に来る、エコな二人。


表粋会活動 平成25年5月19日 [活動報告]

5月19日(日曜日)
於・東京都職業訓練校(浮間舟渡)


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準備風景です。窓外の夏へ向かう日差しがまぶしいです。



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6月の上野の作品展に向けて各自それぞれ作業をしています。



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稲崎さんによる福島の裏打ち実演。


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刷毛先で福島の耳を押してやって真っ直ぐになるように糊をつけてください。そのためには糊は濃すぎないこと、薄くてもつけばいいとのことですが、その加減がむずかしいですよね。チリや刷毛の抜け毛などを拾って下さい。福島の下側に持ち上げるための細く切った紙を敷いてあります。これがないと板から上がりません。



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紙管を使って、糊のついていない紙を打っていきます。棕櫚刷毛ではなくて柔らかい撫で刷毛が良いでしょう。



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使った後ですが、糊結構薄いです。



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吉野さんの作品。とても爽やかな印象で良いですね。ちゃっかり真似させていただきました。



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前回の講習部裏打ちの実験の結果です。
見た目でスッキリしているのは上段の真ん中(ロ)でしょうか。
普通に置けてます。他は端が少し反りあがっています。


上段 糊普通  左から  湿りなし(ハ)   湿り普通(ロ)   湿りたっぷり(イ)


下段 糊薄目  左から  湿りなし(ト)   湿り普通(ニ)   湿りたっぷり(ホ)




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触って確認してみてもやはり(ロ)が柔らかく仕上がっていました。湿りたっぷりの方はどちらもこわい打ち上がりになっていました。裂の中に糊が入ってしまったためとの説明です。湿りを入れない裂も柔らかく仕上がってはいたのですが、接着不良になる、後で肌が浮く危険があるとのことでやっぱり普通に湿りを入れるべきであるとの結論に。



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話は様々な方向へ、講習部の実験今後も継続いたしますので、どうぞお楽しみに。



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柴田さんの上げ裏です。



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紙取りしてあります。張り手は無しのようです。



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慎重に置きます。



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表を出して、仮張りに張り込みます。




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今後の予定等打ち合わせいたします。次回は江戸川となっております。


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