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表粋会活動 平成29年1月9日 [活動報告]

平成29年1月9日(月・祝)


講習部企画「画帖・手鑑の講習」の第4回目です。
今回は羽根付けと縁付けです。

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断裁済みの画帖の一枚ずつに四周に二分でぐるっと、線を引きます。この線に沿って羽根や椽を張ってやれば良いわけです。順番や方向がばらばらにならないようにしてください。上や下に合印を付けてしまうと良いでしょう。


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断裁済みの画帖の台紙二枚をまずは谷折りになる方から張っていきます。二枚の高さを良く合わせて、間に裏を打った染紙を二枚張り合わせたものを挟みます。折りたたんだ時に丁度二枚分内側になるからです。重りと定規で台紙を固定したら、挟み物を取って、羽根丁番をはります。この羽根丁番の裁断寸法は2分+羽根の厚さ二枚分+2分で、4分2厘くらいで裁ちました。

糊はためすぎてはみだすことのないように、またかすれてもいないように付けてください。


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折りたたんだとき内側になる方から張っていきます。当て紙をして良く撫でつけて下さい。完全に乾くまでおいて下さい。二組づつ先に張りましょう。

完全に乾いたら、折りたたんで外側を張りくるみます。
裁断幅は2分+台紙二枚分+羽根紙二枚分+2分です。

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折りたたんで。

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線に合わせて真っ直ぐ張って下さい、台紙のエッジが重要なので、角が丸くなったり膨らんだりしないように注意して張って下さい。当て紙を当ててよく撫ぜて下さい。角ベラで擦ってやっても良いでしょう。

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上下の椽は留になるようにハサミで切ってやると見た目も綺麗に収まります。



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みんな真剣に作業をしています。表粋会は表具のプロ集団なので、全部言わなくても皆さんそれぞれがやってくださいます。


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表紙に使う裂の裏打ち、台紙をつなげてくることと上下の縁を付けることが宿題になっております。そこまでできていれば、次回は完成です。



次回、1月29日、表紙付け、仕上げ・完成の予定となっております。

どうぞよろしくお願いいたします。

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